『ラトビアの森の民芸市』展 by 小匙舎
日時:2012年10月31日(水)ー 11月26日(月)火曜休み
場所:小匙舎+みずたま雑貨店
今年もラトビアへ年に一度の森の民芸市へ出かけてきました。
おばあさんが一針一針心をこめて編んだバルト伝統モチーフの手編みミトンや靴下、
冬の食卓を彩るラトビアの森から生まれた木のお皿やスプン、
手織りのリネンやさまざまな大きさのかご、
お髭のアルドニスおじいさんが作った木のおもちゃ、
遥か遠くラトビアで集めてきた、
ぬくもりある手仕事のものがたりです。
今年は、メンズサイズのミトンと靴下もわずかですが入荷しました。
手編みのミトンと靴下は一点ものも多く、数に限りがあります。
会期はじまりが、一番充実してお楽しみにいただけます。
ぜひ手に触れぬくもりを感じにお出かけください。
企画展の詳しいお知らせや商品紹介は、小匙舎日誌で更新予定です。
ぜひこちらもご覧ください。
小匙舎日誌
小匙舎
アントニス・カーデューさんは、パリに住むイギリス人の家具アーティストです。
民芸の陶芸家として知られたマイケル・カーデュー氏を祖父に持つアントニスは、
同じく陶芸家のおじさんやお兄さん…と、職人一家に育ちました。
心から木を愛するアントニスは、家具を作った一日の終わりの”ちょっとした時間”に、
(アントニスが言うところの「創作から日常へ戻るために必要な時間」)
家具製作で余ったいろいろな種類の木材で、お皿やおもちゃを作ります。
家具作りの合間に作られたアントニスのお皿達は、
アントニスの家の食卓で何年もの間、毎日のように家族で使い古され、
”生活の痕跡”が染みこんだ色と手触りをしています。
私が初めてアントニスのお皿に出会ったとき、ひとめぼれしたのも、
新しいお皿以上にこの使い古されたお皿たちでした。
アントニスのお皿が日本で販売されるのは今回が初めての機会となります。
ぜひみなさんにもアントニスが作ったお皿達に、
手を触れ、木を感じ、みなさまそれぞれの”生活の痕跡”を、
時間をかけて染みこませていただければと思います。
詳しくは小匙舎日誌でご紹介してゆきますね。
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
小匙舎
『ポルトガルの素朴でかわいい手仕事 展』by 小匙舎
日時:2012年9月20日(木)〜10月4日(木)
場所:小匙舎+みずたま雑貨店
今年の6月にポルトガルを旅して見つけた素朴でかわいい雑貨と、
リスボンの泥棒市で出会った古い歴史を感じるアンティークを販売します。
ポルトガルを初めて旅したのは今から8年程前でした。
南欧だというのになぜか訪れたのはシーズンオフの冬。
クリスマスのリスボンには素朴でどこか懐かしいクリスマスの飾りつけがされ、
港町のナザレは人気がなく、お土産屋もレストランも軒並み店を閉め、
寂れた海辺をケーブルカーで登った白い丘の上から眺めました。
それでも魚介たっぷりの赤や黄色の鮮やかな料理や、
カフェのガラスケースにたくさん並んだ甘いエッグタルト、
アヒルのようにスカートを何重にもしてかわいい模様のエプロンをしたおばあさん達、
素朴なかごや陶製の動物達、美しい色模様をしたタイル、
そして瞳に哀愁を宿し、シャイででも実は優しい人々…。
そんなポルトガルのすべてに恋をして、
きっといつかもう一度訪れられますように…と願ったのが、
こうしてようやく叶い、ポルトガルのあちこちで買いつけてきました。
素朴でどこか古きよき郷愁を感じさせてくれる
かわいいポルトガルの雑貨たちにぜひ出会いにきてください。
詳しくは小匙舎の日誌にてご紹介してゆきます。
先々週までフランスとイギリスへ買いつけへ行ってきました。
ロンドンはずっと昔にほんのちょっと訪れただけだったので、
刺激がいっぱいで時間がいくらあっても足りませんでした。
仕入れの終わりにすこし時間ができて、
駆け足で訪れたヴィクトリア&アルヴァート美術館は、
ずっと行きたかった場所でしたが、
想像をはるかに超えた膨大で美しいすばらしいコレクションの質と量、
世界中の工芸と装飾の歴史を辿る美しい旅を堪能できる美術館で、
時間がなくゆっくり見れずに泣きそうになったほどでした。